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舶来酒場 らんぷ 店主 金子昌司さん

舶来酒場 らんぷ 店主 金子昌司さん
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ドアーをサッと開き背筋をすっと伸ばして入ってこられる御仁は、横浜にその人有りと
いわれる舶来酒場らんぷのご主人でもありバーテンダーでもある金子昌司さんその人。
この方が来るといつも緊張してしまう。
らんぷでの金子さんは白のジャケットに黒のバタフライ姿。これはいつも変わらない彼の
出で立ちである。
シェーカーを振る時もステーする時も背筋をぴんと伸ばした姿は、何とも規律と清潔感を感じてしまう。

ごくごく個人的に思うのですが、ウィスキーのロックやビール、ワインなどは刺身。
そこにアイディアや人の手が加わることによりカクテルは刺身から寿司にいたる料理に変身するように思えるのです。
ひとつのカクテルにはちゃんとしたレシピなるものがありますが作り手によってこれほどの違いが有るものなのかといつも思ってしまう。
金子さんの作るカクテルは何でも旨い。
うすっぺらくないのである。一つひとつボディーを感じる。
カウンターに腰掛け彼の一挙し一動を見逃すまいと目を凝らしいつも見ているのですが、いざ自分が作ろうとしてもその味はどうしても出せないのである。
これがプロたる所以なのかもしれない。

金子さんは話も面白い。なにせ博学。
口ひげを生やし丸顔にいつも笑みをたたえながら話すその話は何ものにも代えがたい酒の肴。
オッといけない美人の奥さんが作る料理を忘れていた。
この方の作る料理は決して飲み物を邪魔しない。
かといってつまみ程度のものばかりと思いきやメインデッシュにもなる料理も用意されている。その腕前なかなかのものである。

キザな言い方をさせてもらえば「いい酒といい肴が有ってこそ素敵なワルツを踊れる」のかも。
by sammy-mola-art | 2008-02-10 12:51